世界遺産の厳島神社で知られる宮島の朝は、穏やかな瀬戸内海の風と共に始まります。
観光客がまだ少ない早朝の島内を歩いていると、どこからともなく香ばしいパンの香りが漂ってきて、思わず足を向けてしまうのが地元のベーカリーです。
宮島には個性豊かなベーカリーがいくつもあり、それぞれが島の人々と観光客の朝を豊かにしてくれます。
焼き立てのクロワッサンから地元食材を使った創作パンまで、どの店も愛情込めて作られたパンばかり。
朝の散策がてら、お気に入りのパンを見つけながら島内を巡るのは、宮島観光の新しい楽しみ方として注目されています。
今回は、そんな宮島の魅力的なベーカリーをご紹介します。
島旨PAN
店舗情報
【住所】広島県廿日市市宮島町1165 ホテル宮島別荘1F
【TEL】0829-70-9002
【営業時間】9:00~17:00(水曜定休・祝日繁忙期は営業あり)
宮島桟橋から徒歩1分という抜群のアクセスで、ホテル宮島別荘1階に位置する「島旨PAN(SHIMAUMA BAKERY)」。
シマウマの可愛い看板が目印で、朝から香ばしいパンの香りが辺りを包んでいます。
宮島ブルーベリーブレッド
島旨PANの絶対的看板商品は「宮島ブルーベリーブレッド」です。
広島県産ブルーベリーとクリームチーズがたっぷり入った贅沢な食パンで、一口頬張ると甘酸っぱさとコクが口いっぱいに広がります。
ほんのり温かい生地は柔らかく、朝の散策にぴったりの優しい味わいでした。
“甘酸っぱくてリッチ、クリームチーズたっぷりで贅沢“食べて大満足!
納得の美味しさです。
塩あんバター・宮島コーヒークリームパン
「塩あんバター」も見逃せない人気商品です。
地元の老舗「博多屋」のもみじ饅頭あんと無塩バターを塩パンで包んだユニークな一品!
あんこの優しい甘みとバターの塩気が絶妙にマッチしています。
ふわふわのパン生地に包まれたあんことバターが口の中で溶け合う瞬間は、まさに至福のひととき。
「宮島コーヒークリームパン」は見た目も楽しい商品です。
地元の焙煎コーヒーを使用したクリームが入っており、もみじ型の焼印がかわいくて思わず写真を撮りたくなります。
香り高いコーヒーの風味が朝の散策を一層特別なものに。
店内はホテルのロビーでもあり、パンと一緒にコーヒーを注文してゆったりと朝の時間を楽しむことができます。
“観光地価格でも納得の味とボリューム”
満足度の高いベーカリーです。
BIG SET 宮島本店
店舗情報
【住所】広島県廿日市市宮島町中之町浜505-1
【TEL】0829-44-2115
【営業時間】10:00~17:00(売り切れ次第終了)
【評価】2024年カレーパングランプリ金賞受賞
宮島の食べ歩きグルメとして絶大な人気を誇る「BIG SET 宮島本店」は、カレーパン専門店として連日行列ができるほどの人気店。
外国人観光客からも注目され、SNSでも話題沸騰中のスポットです。
牡蠣カレーパン
「BIG SET」といえば何といっても「牡蠣カレーパン」です。
広島名物の牡蠣がしっかりと入ったカレーを、サクサクのパン衣で包んで揚げた逸品。
一口食べると牡蠣の濃厚な旨みとスパイシーなカレーが口の中に広がります。
揚げたてのサクサク食感と、中から溢れ出る熱々のカレーは食べ応え抜群でした。
“牡蠣の旨みがカレーと絶妙にマッチして、食べ応え抜群“という口コミが多く、カレーパングランプリで金賞を受賞した実力も納得です。
トマトチーズカレーパン・和牛カレーパン
「トマトチーズカレーパン」も人気の一品。
トマトの酸味とチーズのコクがカレーに加わることで、まろやかで深い味わいに仕上がっています。
トマトのフレッシュな酸味が全体をさっぱりとまとめ、女性にも食べやすい味わいです。
「和牛カレーパン」は贅沢な逸品。
柔らかい和牛の旨みがカレーにしっかりと溶け込んでいます。
値段は少し高めですが、その分満足度も高く、特別な日のご褒美としておすすめ。
店は小さいながらも回転が早く、出来立ての熱々を味わうことができます。
食べ歩きにもぴったりで、宮島観光の思い出として多くの人がSNSに投稿しています。
その他の人気ベーカリー
ベーカリーソラ
【住所】広島県廿日市市宮島町西町2-15
【TEL】0829-44-3220
【営業時間】月火金9:00~18:00、土日8:00~18:00(水木定休)
【特徴】地元密着型の隠れた名店として評判
宮島の住宅街にひっそりと佇む「ベーカリーソラ」は、地元の人に愛される隠れた名店です。
特に「塩パン」は外側がパリッと、中がもちもちで、シンプルながら奥深い味わいが楽しめます。
噛むほどに小麦の甘みが感じられ、塩加減も絶妙でした。
天然酵母・無添加パンがヘルシーで美味しいと評判で、種類が豊富で手みやげに最適です。
勝谷菓子パン舗
【住所】広島県廿日市市宮島町本町1-8
【TEL】0829-44-2239
【営業時間】7:00~18:00(不定休)
創業50年を超える老舗の「勝谷菓子パン舗」は、昔ながらの製法を守り続けている貴重なお店です。
「コッペパン」は特に人気が高く、ふわふわの生地に様々な具材を挟んだバリエーション豊富なラインナップが魅力。
特にピーナッツクリーム入りは、素朴で優しい甘さが心を和ませてくれます。
ほっとする優しい味で、子供から大人まで楽しめるパン。
“懐かしい給食の味を思い出させる優しい甘さ“が魅力で、幅広い年代に愛されています。
“コッペパン専門店で具材を選べる楽しさ“が観光客にも人気です。
「あんぱん」も伝統的な製法で作られており、昔ながらの優しい甘さが癖になります。
どこか懐かしい味が楽しめるのが魅力。
店内には昭和の雰囲気が漂い、ゆったりとした時間を過ごせるのもポイントです。
小麦のワルツ
【住所】広島県廿日市市宮島町大町4-2
【TEL】0829-30-9876
【営業時間】8:30~16:00(月曜定休)
宮島で比較的新しいベーカリーの一つである「小麦のワルツ」は、モダンな雰囲気と革新的なパン作りで注目を集めています。
「クロワッサン」は層がしっかりとしており、バターの香りが豊かで本格的な仕上がり。
外側はサクッと、中はしっとりとした食感で、バターの豊かな風味が口に広がります。
私も食べたのですが、食感とバターの風味が最高でした。
天然酵母・無添加パンがヘルシーなのも特徴の1つ。
季節のフルーツを使ったデニッシュも人気で、見た目の美しさと味の両方で満足させてくれます。
季節感があって、見た目も美しく、店内はおしゃれなカフェのような雰囲気。
若い観光客にも人気のスポットとなっています。
まとめ
宮島のベーカリー巡りは、観光地としての魅力とは一味違った島の素顔を発見できる特別な楽しみ方だと思います。
早朝の静かな島内を歩きながら、焼き立てのパンを頬張る時間は、忙しい日常を忘れさせてくれる贅沢なひとときです。
どの店も個性豊かで、店主の情熱と地元への愛情が感じられるパンばかり。
観光客向けの特別なパンから、地元の人々に長年愛される定番商品まで、それぞれの店に物語があります。
厳島神社の参拝や島内散策と合わせて、ぜひベーカリー巡りも宮島観光の一部として楽しんでみてください。
きっと、あなたの宮島での思い出がより豊かで特別なものになるはずです。
※2025年9月現在の情報です。
店舗の最新状況や商品内容は、現地または公式サイト・SNS等で事前にご確認ください。